お金からの解放??芸術で生き、生活する術??5月18日に上梓された新刊書籍『生きるための芸術 ~40歳を前に退職。夫婦、アートで生きていけるか~』の発売イベントでその方法を伝授!!

エンタメ情報局

2017.06.08 13.55

5月18日に上梓された新刊書籍『生きるための芸術 ~40歳を前に退職。夫婦、アートで生きていけるか~』(発行:ファミリーズ 発売:メディアパル 定価:本体1,200円+税)。その著者である檻之汰鷲(石渡のりお・ちふみ夫妻)による出版記念トークイベントが、6月6日(火)下北沢の古本カフェ「気流舎」にて行われた。

会場の気流舎とは、カウンターカルチャーに特化した古本と新刊で壁を埋め尽くした古本カフェ。若者の街と言われる下北沢だが、中央線カルチャーにも通ずる匂いを持つこのお店は、下北沢の奥深さを感じさせてくれる魅力的な空間だ。
この日は気流舎の運営メンバーであるハーポ部長の進行で、『生きるための芸術』の内容についてはもちろんだが、まずは「やりたいことをやって生きる」ためにはどうすればいいのか、というテーマについて触れつつ、イベントはスタートした。会場に詰めかけたのは、男女問わず年齢層も多彩で、1階からロフト席、さらに入り口ドアの外に人が溢れるほどの大盛況ぶり。それでいて、お客さんも自由に発言できる、和やかでアットホームな雰囲気が心地良い。

まずは、石渡夫妻が芸術だけで生きていこうと決意するまでの経緯や、創作活動をしながら世界中を旅しようと決めたときに、どのようにして行き先を決めていったのか、さらにはどうやって資金を集めたのか。そして各国で体験したこと、感じたことから、「サバイバルアート」や「生活芸術」といった檻之汰鷲ならではのジャンルや表現スタイルを発見・創造していったエピソードなども語られた。

本書にも記されているが、特にザンビアで小屋を建てたときのエピソードが興味深く、生活環境の違いはもちろん、住居に求めるものの違い、作業における体力の圧倒的な違い、生きるために必要なものの違いなど、「生きていくこと」自体を考えさせられるものだった。

さらに盛り上がったのが、のりお氏が母から、現在の生き方や状況についていまだに認められていない点や、ちふみさんが「不安」担当で、好きなことをやって生きているという実感と事実はあっても、まだまだ不安があるということ。つまりは社会的常識との折り合いやお金の問題でもあるため、本書が「お金からの解放」シリーズとして発表されている意義についても話が深められた。

また、帰国後は空き家再生や自然との共生を重視した活動を行っている檻之汰鷲が、現在は北茨城市に拠点を置き、予備知識なしで自然農法に取り組み始めた件について、お客さんからの質問で「野口のタネ」問題に話が広がったり。その後の質疑応答タイムも含め、とても中身の濃い展開となった。

一旦締めたあとは、著者と直接お話する時間となり、本書の即売分も完売。それぞれ異なる生活を送っている多彩な人々が、その差異を越えて、現在とこれからの社会について、そして自身の生き方について考えを深められたという充実感が、そこにはあった。空き家や森林の再生と「生活」「創作活動」を結び付けた、現在の活動をまとめる予定という第2弾の著書にも大きな期待が集まっている。

<書籍情報>
新刊書籍『生きるための芸術 ~40歳を前に退職。夫婦、アートで生きていけるか~』(発行:ファミリーズ 発売:メディアパル 定価:本体1,200円+税)。
著者 檻之汰鷲(石渡のりお・ちふみ夫妻)

<現在の活動情報>
北茨城市にて「来たれ!芸術家 ~地域おこし協力隊~(http://www.city.kitaibaraki.lg.jp/docs/2016120200075/)」に参加。
市から委嘱され檻之汰鷲は、この春から北茨城市に移住をし、廃校をアトリエにしつつ、古民家再生にも着手するなど、「芸術によるまちづくり」に尽力している。

<檻之汰鷲 ホームページ、SNS>
ホームページ http://orinotawashi.com/
ツイッター @NORIOISHIWATA

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