『与えることの大切さ』

加藤 直樹

2017.07.16 17.01



コップ一杯の牛乳によって支払い済み。

昔、ある貧しい少年が、家々を周って物を売りながら、学校の費用を自分で支払っていました。

彼はある時、お金がなく、空腹で苦しんでいました。そして少年は1軒の家を訪れ、食べ物を恵んでもらえるように頼もうとしました。そこへ出てきたのが若い女性だったので恥ずかしくなり、食事のかわりにコップ1杯の水を頼みました。

彼女は、少年がとてもお腹をすかしていることを察して、大きなコップ一杯の牛乳を持ってきました。少年はそれを飲み終え、いくらあげれば良いかと聞くと、「私は母から、親切な行いに対して、お金を受け取ってはいけないと教えられたの」と答えました。

それから数十年がたちました。少年にミルクをあげた女性は、重病を患っていました。地元の医師では手が負えず、都会の大きな大学病院に送られた彼女の病気は非常に珍しいもので、治療のために全米から専門の医師たちが呼ばれました。ハワード・ケリー医師は、一人でした。

ケリー医師は、新参の患者がどこの町から来たかを知ると、彼女の部屋を訪れ、彼女を診断しました。ケリー医師が全力で治療に当たったお陰で、無事に難病を克服し、彼女は元気を取り戻しました。

彼女が退院した数日後、請求書が自宅に届きました。支払いが一生かかるような高額であることがわかっていたため、恐る恐る封を開けました。すると、そこには、「コップ1杯の牛乳によって支払い済み。ハワード・ケリー」と書かれていたのです。

ハワード・ケリー医師は、あの時にお腹を空かせた少年だったのです。

Dr. Howard Kelly
ハワード・ケリー氏は、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学にて、1895年に婦人科の癌科をつくった権威ある優秀な医師でした。

この話を元にあの世界中が泣いたタイの感動的CMが創られました。

https://www.youtube.com/watch?v=5bkmIhhKCIk

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