映画 ハンニバルについて書いたぞよ。あつくるしく。笑

hachi

2017.10.16 18.28

その孤独。燃えるような孤独を
映画 ハンニバル ネタバレあり


オペラ座の怪人、美女と野獣、シザーハンズ。
美女と怪物。をテーマにした名作は尽きないけれど今日は映画の「ハンニバル」について書いてみようと思います
羊たちの沈黙の続編。ハンニバル
羊たちの沈黙をざっとあらすじあげてみますと、主人公はFBIの捜査官見習いのクラリス(ジョディーフォスター)猟奇殺人の捜査に行きづまったFBIは、やむなく元精神科医の殺人鬼。獄中のハンニバル・レクター(アントニー・ホプキンス)に捜査のアドバイスをもらうべくクラリスを橋渡し役として使う。
レクターの手助けもあり、事件は解決。ただしレクターは獄中から逃亡というところで羊たちの沈黙の物語は終わります。
このハンニバル・レクター。という人物が、殺人鬼なのですけど、知的でエレガント、あらゆる文化に造詣が深く、人の心を巧みに操るという、実に一筋縄でいかない魅力的な人物に描かれています。
深淵を覗く時、深淵もまたまたお前を覗き込んでいるのだ。の深淵そのもののような人物なのです。

んで続編のハンニバル
羊たちの沈黙の完成度に比べ、わけのわからない大富豪がでてきたり、人食い豚がでてきたり、汚職警察官がでてきたり、パリがやたら出てきたり正直意味がわかりません。
前作が人気すぎて無駄に予算かけて続編作っちゃったのかな〜〜みたいな。笑

でも涙ぐんでしまう。それはクラリスクラリス。彼女の燃えるような孤独と意思に
彼女は子供時代の辛い経験から、弱い人たちを、守りたい。という強い思いを貫き自分の危険もかえりみないやうな、優秀な捜査官なのですけど、人質の為に過激なまでに犯人を撃ちまくったりするので、FBI上部からはやりすぎやねんとマークされ、上司は地位をかさになんかセクハラ気味だし、頼りにしてた上司も倒れてしまったり、ついには策略にはめられ休職においこまれたり。ザ・不運。誰も彼女の献身に理解を示さない。
ただ1人、殺人鬼のレクター博士が彼女の美しき強き魂を見抜き賞賛を送り、彼女が困った時には助けになる

だけどあくまで博士はイかれてる
彼女を傷つけた上司をとらえて脳みそディナーパーティーを開催したり。Σ(゚д゚lll)
耐え切れず彼女が司法取引に持ち込もうとするとなんて不粋な事をするんだ、私を失望させないでくれと彼女へすら苛立ちと殺意をかくさない。

この絶壁のような孤独にすごくすごく惹きつけられるものがあるんです。
彼女を誰よりも深く理解し、彼女が少しでも彼女らしくない真似をしようとすると途端にブチ切れるレクター博士。
そのあまりの純度。
それは愛情と言えるのだろうかと。

その最期10分ぐらいの美しい緊張感の為に退屈なそれまでのだらだらをみる価値のある?笑。映画だと思います。
何より好きなのがラストシーン。
原作ではクラリスは博士の世界に賛同し、2人は夢とも現実ともつかない優雅な生活を過ごす事を選ぶんですけど、映画ではクラリスはその世界に魅力を感じながらもあくまでこちら側の世界にとどまる事を選ぶ
駆けつけたFBI捜査官達のお前は誰だ?という呼びかけに雄々しく「クラリス、クラリス・スターリング!!」
と叫びます。

その美しくも切なく誇り高い孤独の咆哮。
完成度という点ではいびつな作品かなとも思うんですけど、忘れ得ないなんとも言えない魅力があると思うんです。

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